イベントレポート



iida新商品発表会

2010年 iida夏モデル新商品発表会

2010年7月13日、東京・表参道ヒルズで行われた「iida」の新ラインナップ発表会「Press Preview 2010 Summer」の2日目はタッチ&トライコーナーを中心にご紹介します。

■ タッチ&トライコーナー

表面を覆う立体的な三角形が独特のフォルムを創りだしています。表側には22個のイルミネーションLEDが配置されており、ケータイの開閉動作や着信などでさまざまな光を演出します。また、光と音の演出を楽しむモードでの展示もされており、デザインコンセプトのひとつでもある、LIGHT POOLの「光」と「音」の演出を体感することができる空間が用意されていました。


実は表面も裏面も平たい一面ではなく、細いフレームと三角形の窓を組み合わせて作っているため、規則的な凹凸を作り出しており、それがまた持ちやすく手にしっとり収まります。

キーは平たい大型キーを採用していて、とても押しやすいデザインになっています。卓上フォルダはあえて大きくデザインされており、充電しながら光と音との神秘的な融合をいっそう楽しむことができます。

こちらには「LIFESTYLE PRODUCTS」の商品が展示されています。

坪井浩尚氏デザインの2製品。

<LIGHT POOL JACKET(ライトプール ジャケット)>

クッション材に使われる特殊な素材を携帯電話のケースとして使用しています。保護だけでなく、「LIGHT POOL」のイルミネーションをぼかし、より幻想的な光の世界を作り出す効果があります。


<LIGHT POOL FILM(ライトプール フィルム)>

「LIGHT POOL」の三角の窓に一枚一枚貼っていくデコレーションシールです。透過性があるので、イルミネーションの光り方を変化させます。柔らかい生成色の「和紙」とブラックな「スモーク」。貼る場所によって何通りものデザインが楽しめ、あなただけのケータイを作り出すことができます。


参(マイル)デザイン

<Biscuitta(ビスケッタ)>

ビスケット型のACアダプター携帯ケース。ケースをビスケットに、巻きつけたACアダプターのコードの色をクリームに見立てたデザインです。iidaのロゴが大きくて目に付きますが、これは「昔の海外のビスケットにあったロゴのデザインのイメージ」とのこと。このあたりにもLIFESTYLE PRODUCTSのこだわりを感じます。


DRILL DESIGNデザイン(2製品)

<CLIPCAR(クリップカー)>

クルマ型の多機能ストラップで、移動中はバッグに取り付けることができ、卓上ではケータイスタンドや振動音軽減のクッションとしても使用できます。


<CORD ROUTER(コード ルーター)>

ACアダプターのコードホルダー。そのまま垂れ下がっていることが多いコードをホールドするだけでなく、インテリアに溶け込ませるアイテム、とのこと。ACアダプター関連の商品が多いのは、やはり携帯と切っては切れないパートナーと言うことなのですね。
これまで様々な形のACアダプターがリリースされてきたLIFESTYLE PRODUCTSですが、今後も目が離せません。


高橋理子氏デザイン

<PHONECAGE(フォンケージ)>

バッグに取り付ける携帯ケースで、バッグの中でケータイが迷子にならずに、クリップ自体もバッグのアクセントとなるデザインになっています。
とっさの電話にバッグの中をゴソゴソと焦って探している方にも、オシャレにこだわりたい方にも、ぴったりのアイテムですね。


「LIFESTYLE PRODUCTS」は今回からWebだけでなく、auショップ、PiPit店頭で販売されます。店頭で実際に商品を見ることができますが、販売数量が決まっていますので早い者勝ちです。気に入った商品はお早めに!

■ Art Editions Concept PixCell via PRISMOID(ピクセル ビア プリズモイド)。

こちらのスペースには「PixCell via PRISMOID」が展示されていました。
まるで美術館の様な展示です。

よく見ると、もとはおなじみの「PRISMOID」ですね。
とても個性的な形状ですが、PRISMOIDを取り巻く情報を視覚化した作品とのことです。
隣のモニターは、デジタル情報としてPRISMOIDに取り込まれた要素を、再びアナログの世界に戻す様子を再現しているとのこと。
見ていてびっくりするような形状で、iidaの意気込みを伝えてくれる作品でした。

■Art Editions Concept BOTANICA(ボタニカ)

展示場の片隅に小さなジャングルがありました。一目見ただけでは何があるのかわからないその一角。
なんと、中心の切り株の上に「BOTANICA」が展示してありました!
まるでケータイがカメレオンのように森の中に隠れています。

ショートプレゼンテーション後は、東氏が実際に「BOTANICA」を手にとって、植物のパーツを付け替えたりして、そのコンセプトを熱い思いで語っていました。
なぜかバシバシ植物を植えてケータイを森にしたくなる衝動に駆られる作品です。
ツールであるケータイ電話と植物が融合してアートとなり、さらに、自分で作るアートへと昇華する。
iidaの新しい提案ですね。

■ ショートプレゼンテーション

LIGHT POOL(ライトプール)のプロダクトデザイナー 坪井浩尚 氏

「このモデルのデザインはケータイ電話そのもの、というよりはケータイ電話という現象だとか、風景というようなモノをイメージしてご提案させていただきました」と語る坪井氏。


風景、現象というのは単体で存在することではなく、例えば夕日は太陽だけではなく、環境を巻き込んだ現象である、ということと同じように、ケータイ電話の背後を取り巻いている空気感だったり、匂い、音、ケータイ電話そのものが周りのモノと折り合いを付けている、そういった現象としてケータイを目指した、とのことです。


その現象を目指すために、構造上の強度をプラスするトラスをイメージした柱と窓のような実用的デザイン、その窓の開口部はライティングメディアというデザイン性と機能性を両立させています。
もちろん、折りたたみを開けやすい、ボタンが押しやすい等の使いやすさにもこだわり抜いている、とのこと。


大きな卓上フォルダである理由は意図的なもので、充電をしながらケータイ自体を楽しめる、ディスプレイ台としての意味がある、ということです。
一瞬、箱のように見えるデザインがとっても目を引きます。卓上フォルダに設置したLIGHT POOLは、まるで光のオブジェのようです。


なんと29歳の坪井氏、INFOBARを見てこの道を目指す直接的なキッカケになった、とのこと。
一人の人間の人生まで変えてしまったauデザインプロジェクトの力、そしてその力に魅せられた人間が作り出すプロダクトの新しさ、パワーに驚きを感じました。新しい世代のパワーに。


Art Editions Concept PixCell via PRISMOID(ピクセル ビア プリズモイド)を手がけた彫刻家・名和晃平氏


表面を球体で覆ったPixCellシリーズの彫刻作品をスライドで紹介されました。ケータイをデザインすることではなく、自身のアートのコンセプトをケータイに施すことで新たなモノが生まれないかと考え制作したとのことです。


浮遊する透明な球体(Cell)が情報化時代の私たちの感性を表すのではないかと考え、PRISMOIDにはケータイ周辺の情報が視覚化して通り抜ける様子を、そして、モニターには、デジタルからアナログへのトランスコードをテーマに、アナログへ引き戻されるデジタル情報を表現している、とのことです。
難しいテーマですが、その作品からにじみ出てくる不思議な感覚、これがきっとデジタルとアナログの狭間で感じる「何か」だったのかもしれません。


最後にこの作品をテーマにした着信音を披露して頂きました。


Art Editions Concept BOTANICA(ボタニカ)を手がけたフラワーアーティスト 東 信 氏

「普段生活をしていて、植物や自然に目が行きにくい人にも何かしら身近に植物の存在を感じ取ってもらえるものを作ることによって、人と植物をつなぐ存在としてのケータイ電話を生み出したいと思いました」と語る東氏。


精巧な植物パーツをケータイに生花のようにアレンジすることができます。
植物パーツは40種類ほど、バオバブ、ヤマザクラなどから、珍しい食虫植物などまで幅広くあります。生活に無くてはならないケータイですが、機能の充実だけを求めるのではなく、人々の心に植物を植え付け、植物に関心をもっていただくことが、究極のエコロジーにつながるのではないか、ということだそうです。


部屋に置くだけで、ちょっとした植物園といった風情のケータイ電話作品。ついつい植物をデコレーションして楽しんでしまいそうな魅力的のあるモノ。
そんな不思議な世界がとてもよく表現されていました。
発売は未定ですが、期待したいですね。


最後は映像作家・音楽家の高木正勝氏の映像とピアノの生演奏で締めくくりです。
ここはケータイの発表会だったかしら?と疑ってしまうほどの素晴らしい映像と音楽に酔いしれました。

iidaの発表会と言うことでやはりデザイン性の高いケータイを期待していたのですが、デザインが素晴らしいだけでなく、808万画素のカメラ、Bluetooth、グローバルパスポートなど、ケータイとしてのスペックも高い端末でした。
美しい光が目を引く、今までにない、独創的でかつ繊細なデザインとフォルムは是非店頭で手に取ってみることをオススメしますよ!
いち早く試したい方には、東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオで展示されているとのこと。お試しになってみてはいかがでしょうか。