スペシャルインタビュー

プロダクトデザイナーの岩崎一郎氏デザインのiidaベーシックモデル、「lotta(ロッタ)」と、その専用のLIFESTYLE PRODUCTSで「POSTALCO」によるネット限定発売のストラップ、「STRAP-TRAP(ストラップトラップ)」、織咲誠氏デザインの「8071 STRAP(ハチゼロナナイチ ストラップ)」が発売されました。iidaとしては今年最初の新機種として、そのこだわりについて、KDDI株式会社 プロダクト企画部 iidaグループの堀田久美さんと同じくiidaグループの高井真也さんにインタビューできました。
―― 開発コンセプトを教えてください。
lotta その1

堀田氏

これまでのiidaのベーシックモデルである misora は「シンプル機能×シンプルデザイン」、PRISMOID は「シンプル機能×斬新・革新的デザイン」、今回はちょうどその間を狙った位置付けになる、シンプル機能×程よい主張や個性を持ったデザインです。
―― 具体的にはどういったことですか?

堀田氏

このデザインを開発する時に常に使っていた言葉なんですけれど、「ちょうど良く、心に留まる個性」というのがデザインコンセプトとなっています。普通のケータイではなく、普通に受け入れられるケータイ。シンプル過ぎず、かといってデザインが立ちすぎないように、素直に共感でき、幅広い人に受け入れられるモデルを作りたいんです、というすごく難しいお願いを岩崎さんにして、デザインを考えていただきました。なので、カラーや質感、形状など、強く主張はしていないのですがちょっとした個性、こだわりが随所に入っています。デザインは、見た目だけではなく、使いやすさを兼ね備えたデザインとなっていて、細かい所まで丁寧にデザインされています。
―― 過去に似たようなデザインの端末もありましたが
lotta その2

堀田氏

ぱっと見た時の印象が似ていると思われるものがあるのかもしれませんが、異なる質感の丁寧な組合せや2色のコントラスト、持ったときの感覚やキーの押しやすさなど、実際見て触ってlottaならではの魅力を感じていただけたら嬉しいです。
―― 3、5、7の数字が刻印されていますが、この数字に意味はあるのですか?
lotta その3

堀田氏

lottaは「上質なカジュアル」が開発時のキーワードとしてありました。カジュアルさや楽しい感じを表現する抽象的なスパイスとして「ユニフォームの背番号をイメージさせるような大きな数字」をデザインに取り入れました。
3、5、7という数字は特別な意味はないのですが、3色、3台しかないので、どの数字を入れようか、と話合いを重ねた結果、日本人には陰数陽数思想で”奇数”が縁起の良い数字として好まれる事が多いということもあり、この数字に決まりました。数字は多様な解釈ができますので、記念日やラッキーナンバーなど思い入れのある数字があれば数字でlottaを選んでいただき、愛着を持ってlottaを長く使っていただけたらという想いも込めています。
―― であれば、いっそ5色にして、1と9を加えるという話はなかったのですか?もしくは着せ替えパネルにして、色と数字を選べるとか。
lotta その4

堀田氏

色は端末ごとだけでなく、auラインナップ全体のバランスで考えています。特にlottaはこの3色の組合せだけでも十分にインパクトがあるのではないかと思っています。「1」はデザインのポイントとしてシンプルすぎるかなぁ、ということもありまして、もし4色展開だったら「9」が加わったかもしれませんね。
好きな数字を選ぶという件に関してはいろいろアイデアもあったのですが、もちろん、選べるのもいいのですが、技術的な問題などもあって、今回は決めになりました。なので、例えばイエローが欲しい人はこの「5」に愛着をもってもらえたらなぁ、と思います。
―― カラーバリエーションについてはいかがですか。

堀田氏

カラーは調査結果など様々な検討の結果から選んだのですが、lottaに関してはこの3色の組合せでの見え方というのを非常に重要に考えました。春モデルということもあり、3色で見た時に、”瑞々しさ” ”新鮮さ”が感じられるようなインパクトがあり、またこれまでに無かったような組合せのカラーバリエーションにしました。イエローについては、これまでデザインプロジェクト時代からつなげても、iidaに取り入れたことがなかったので、今までになかった色へのチャレンジとしても採用しました。
―― ディスプレイの待受画面について。開閉でカウントする数字は設定桁数以上の100万回を達成したら、何かあるのですか?
lotta その5

堀田氏

100万回に達したら0に戻ってしまいます。999,999回になるまで長く使って欲しいと思います。100万回では何も無いのですが、4桁以上のゾロ目が揃ったらゾロ目部分の数字が光るという、操作することが楽しくなるような演出を入れています。それは実際1,111回以上使用していただいた方しか見る事ができません!
―― 今わかりましたね(笑)。外見もさることながら、内面からも愛着が持てるようになっているんですね。
それでは引き続き、lotta専用アイテムについてお伺いいたします。
―― 「8071 STRAP」については、前回のiida発表会で織咲さんに直接お伺いしたので(リンク)、「STRAP-TRAP」を中心にお伺いします。
lotta その6

高井氏

「POSTALCO」のデザイナーであるマイク・エーブルソンさんのコンセプトは、「ケータイを長く使ってもらうための長く愛用していただけるベストパートナーツールとして何か作りたい」ということでした。そのコンセプトに基づき、「ケータイだけで首からは下げることはできないし、ケータイだけで画面を拭くことはできない。それはケータイにはできない機能。一番身近にケータイだけでなしえない機能をモノとして作りたい」というところからアイテムの選択がされています。
また、長く愛用いただくための工夫として、上質な革で経年変化を楽しめるようにしたり、クリーナーの汚れが見えないように付属のケースにしまう仕様にしたり、クリーナー自体も洗って繰り返し使うことができます。
―― 確かに、汚れて真っ黒のクリーナーを下げるのは気が引けますね。

高井氏

さらにネックストラップはケータイをバッグにしまう際に、紐をケータイにぐるぐる巻きつけて、ストッパーでゆるく留めることができる様に使い勝手を考えています。
―― 確かに、引っかからずにスルッほどけますね。使い易いですね。LIFESTYLE PRODUCTSでのストラップとは、むしろ原点なのかもしれないですね。
lotta その8lotta その9

高井氏

マイクさんも良く仰っていたのが、モノがあんまり立ちすぎない、というのでしょうか、人よりもモノが前にドンッと立つようなモノは作りたくないということで、端末に寄り添って、見た目そんなに派手ではないけれども、実際使っていただくとお客様に長く愛用していただける。そういった所で落ち着いたのがこのネックストラップとクリーナーです。
ステッチの色はlottaに合わせて3色あるのですが、この3色に合う革と紐の色はどういった色か、ということで全体がこの紺色になりました。
素材も、lottaのコンセプトに合わせ上質なカジュアル感を表現するために革と紐になりました。
オールハンドメイドで日本製です。
―― ストラップだけを社員証を吊るす紐に使っても、どんな服にも合ってお洒落ですね。
lotta その9

高井氏

社内でもそういった声が多くあります(笑)。取り外し可能なこのクリーナーケースのみ、ケータイに付けることもできますし。
―― 本日はありがとうございました。
lottaはアイテムを含めて、使い易さ、心地よさをよく考えられたケータイでした。メニュー画面もあえてアニメーションを使わずにサクサクした操作感を追求しています。文字キーが上部に集中していることで、親指が無理なく文字を打つこともできるようになっています。
是非お試しください。

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