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- PRISMOID スペシャルインタビュー
プロダクト企画部
iidaグループの宮垣さんにお伺いしました。
iidaグループの宮垣さんにお伺いしました。
- ―― 開発コンセプトを教えてください。
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宮垣氏
開発コンセプトは「Future has come」。「未来的な未来」をテーマに、70〜80年代の人々が、「将来、携帯電話の様なものがあったらこうなっているのではないか」と思い描いたであろうカタチを再現すると共に、使いやすさを追求した商品です。
- ―― 「未来的な未来」とは70年代〜80年代にかけて人々が思い描いた、”未来のケータイのカタチ”ということですよね。そうなると、ユーザーターゲットも30代〜40代の人、ということになるのでしょうか。
-
宮垣氏
そうですね。まさにターゲットは30代男性を中心に、デザインに興味・こだわりがあるお客様と考えています。実際、70〜80年代を知らない10代、20代のお客様からも「これカッコイイね、欲しいな」との声を非常に多くいただいています。
- ―― 確かに、小さくて持ちやすいですよね。
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宮垣氏
PRISMOIDのサイズは、弊社の他商品と比べても特別に小さい訳ではありません。しかしながら、全周を面取りすることにより小さく感じさせ、さらに使いやすさ、持ちやすさも兼ね備えています。
- ―― ”使いやすさ”というお話が出ましたが、ちょっと二つ折り部分が開けにくいかな、という所を感じるのですが。
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宮垣氏
開けやすさに配慮し、携帯電話の両サイドに切り欠きを入れることで、デザインとしてポイントとしつつ、開けやすさをサポートしています。両手で開ける方はもちろん、片手で開ける方にも慣れれば問題なく開閉できると思います。
- ―― デザインでもう一つ気になったのですが、約0.6インチのサブディスプレイがありますが、外からそれが操作できないケータイってあまり無いと思うのですが、何か意図があったのでしょうか。
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宮垣氏
少し開けて閉じる、という簡単な操作がボタンの代わりになると判断し、ボタンなどを外観部分に設けていません。これにより、携帯電話の下側のデザインがシンプルになり、カタチをより一層美しく際立たせています。
- ―― サブディスプレイが片側のみ、ということに理由はあるのですか?
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宮垣氏
「サブディスプレイに表示される電話やメールの着信情報が、周囲の人に見られてしまうことが時々あり恥ずかしい」という深澤さんのご体験をもとに、携帯電話の持ち主だけが見ることのできるサブディスプレイを作るため、サイドに、そして両側ではなく片側のみに配置しました。
- ―― PRISMOIDは深澤氏の過去にデザインしたW11K(角錐&カラーリング)とneon(コンパクト&角)の中間のようなデザインに見受けられるのですが、今回はどういった視点からデザインがスタートしたのでしょうか。
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宮垣氏
PRISMOIDは、neonの時のシンプルさを保ちながらも、新しさを感じさせるフォルムを追求して生まれました。平面と斜面で構成されたこのカタチは、80年代の未来画にでてくる工業製品を彷彿とさせ、ロボットアニメのデザインと皆様の記憶の中で繋がるのではないでしょうか?
- ―― 確かに、70年〜80年代のロボットアニメ的な雰囲気がしますね。ボディ背面に大きく書かれた文字とかも、その当時プラモデルのデカールで流行った感じですよね。
宮垣氏
まさにその世界ですね。型番や一見無意味に思える文字が入ることががカッコイイ時代だったので、あえてPRISMOIDでも「C4.8」や携帯電話のサイズなどの文字を入れています。
- ―― FeliCaのマークもこの文字の下にあることで、妙な一体感があってカッコ良く見えますよね。
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宮垣氏
今回はあえてマークとして目立たせてしまおう、という逆の発想で使っています。
- ―― 背面の「micro SD」の文字も目立っていますけど、しっくりきていますね。
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宮垣氏
こちらもあえて、シルバーの文字色で目立たせています。
- ―― 機能の話ですが、かなり絞られていますよね。デザインだけ見ると、ロボット好きな世代からすると、高スペックな印象を受けるのですが。
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宮垣氏
PRISMOIDは「デザインはよいものが欲しいけれども、機能はシンプルでいい」というお客様をターゲットに考えていましたので、機能は通話、メールといった日常生活に必要な最小限に絞り込み、PRISMOIDの斬新なデザインを組み合わせました。
- ―― カタログにあるように、幅広く受け入れられる、というよりは持つ人の感性にどこまで訴えられるか、ということなんですね。
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宮垣氏
そうですね。「未来的な未来」をテーマに、強く感性に訴えかける商品になるよう開発を進めました。
- ―― カラーバリエーションですが、この3色になった理由はどういったところでしょうか。
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宮垣氏
コンセプトである「未来的な未来」をより感じていただけ、カタチが引き立つ色を選定しました。候補色は多数ありましたが、その中で強い存在感を放っていたこの3色となりました。店頭に並べると、携帯電話のようには見えず、思わず手にとっていただけるような新しさを、カラーでも出せたのではないかと思います。
GREENは鮮やかに店頭を彩り、新しさを感じていただける色として選んでいます。MAT BROWNは黒にも茶色にも見える絶妙なニュアンスにこだわりぬいて、20〜30色の候補から選定しました。
- ―― これだけマットなんですね。
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宮垣氏
ダーク系カラーの光沢の商品は、指紋を気にされるお客様もいらっしゃるので。また、あえて質感をマットに変えることにより、他の光沢のカラーGREENとWHITEの2色ががより引き立つとも考えています。
- ―― この3つ以外にカラーの候補とかあったんですか?例えば、延べ棒的に金色とか。
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宮垣氏
金色の候補は社内議論の中ではありました(笑)。その他多くの候補色がある中で、様々な検討の結果、この3色に落ち着きました。
- ―― WHITEについては、どういった選定理由ですか?
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宮垣氏
特徴であるカタチが最も引き立つカラーとして選定しています。
- ―― ここはこだわりのポイントだ、という所はありますか?


宮垣氏
たくさんありすぎて(笑)。
「未来的な未来」のテーマを実現するために、こだわりぬいたポイントがいくつかあります。まずは、このカタチです。全周に面取りを施しているので、部品を入れるスペースが通常のケータイに比べて極端に少なかったのですが、深澤さんとメーカー様と何ヶ月も打ち合わせを重ね実現しました。
その他、電光掲示板をイメージさせるサブディスプレイの赤い文字表示や、キー面のフォントなど、細部に至るまで「未来的な未来」を感じていただけるよう作りこんでいます。
また、「使いやすさ」についてもこだわりぬいています。キーは凹凸を設け、押しやすさに配慮しています。また、ユーザーインターフェースでは、メニューにカーソルをあてると、アイコンが細やかな動きを見せてくれます。
- ―― この動きは見ていて楽しいですね。男心をくすぐるかわいさがありますね。
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宮垣氏
使いやすさと共に操作する楽しみを感じていただけるユーザーインターフェースです。実は、INFOBAR 2のデザインを継承しています。もともと、10年、20年後も使っていただけるような普遍的なユーザーインターフェースをINFOBAR 2のときに深澤さんにデザインしていただいたので。そういえば、キーも赤く光ります。もちろん「未来的なイメージ」を意図しています(笑)。
- ―― 確かにあの時代のSF映画って、赤色多かったですよね(笑)そのイメージですね。
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宮垣氏
忠実に再現しています(笑)
- ―― 本日はありがとうございました。

